我武者羅

2402.40.416

今日は銭湯で鍵を無くして、自分の荷物を盗まれないよう夜通し寝ずにロッカーを監視するという退屈なことをしていた。

あまりにも暇だったので、久しぶりにネットサーフィンをずっとやり続けて数時間。

気づけば僕はボーっと眠い頭で自分のやりたいことを考えていた。

僕は個人的にとても尊敬してるインディーアニメクリエイターがいて、その人の書いた記事をちょうど読んでいたところだった。

その人は大層マニアックな趣向の持ち主で、他の人が見たら一見「意味ないじゃん」と思うことをとても真面目に研究して5000文字くらいの記事にするような人なのである。

それを読みながら、知らずのうちに自分を比較してしまっていたらしい。

僕にはそれだけ他人に秀でた何かがあるのだろうか。

目先のことを考えずに無意味に夢中になれるものを持っているだろうか。

もしそれが無かったとして、それは今から取り戻すことができるものなのだろうか…。

その自問自答が今日は1日中頭の隅にあり、今も喉に骨が引っ掛かったような気持ち悪さがある。

自分の生活は確かにガラッと変わったはずなのに、自分の思う方向に自分が進んでいかないもどかしさがある。

もう新卒という肩書からは離れて社会人になったのに、専門技能1つ身に着けず会社に依存して毎日生きていることが時々怖くなってしまう。

とは言え、今の生活で【自分】というものが着々と積み上げられている実感はあるから、まぁそんなに心配することは無いんだろうなとも思っている。

最終的に大切なのは、他人と比較しての自分というものの存在意義を自分で確かめられるかどうかという所だ。

確固たる自分があれば、そこが将来の何かへの取っ掛かりになるのではないだろうか。

とにかく今は、全力で目の前の自分のやりたことをやり続ける。

たぶん具体的なロードマップなんてむしろ決めてはいけない。

ただガムシャラにそれをやる。

それでいいんだと思う。